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2014.12.12 (Fri)

『 幽霊には祈らない 』-mere impressions #015

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題名:幽霊には祈らない
制作:不思議ノベル制作部
種別:Novel

評価:☆☆☆ 0.5



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幽霊には祈らない version 1.00



冒頭、書き出しの一文 (nss15b) だけで、すでに書き手の実力に対する印象が悪い方向に定まったわけだが、しかし、そんなものが取るに足らないものに思えるくらい、読了後に心底、どうでも良い気分になった。例えるならば「難着陸で爆死」という感じ。


ある「世をすねた馬鹿」が、気づきの末に「ご褒美」を得る話? 好かーん!

これが例えば『Legal High』の古美門弁護士のように、(表面的な) 人格に明らかな難があったとしても、それが人間的魅力にまで昇華されているのであれば、思わず応援したくもなるというものだろうが、この作品の主人公には、そのような要素はまったくない。

主人公の人格設定が「思春期特有の自意識」や「喪失感の顕れ」のリアリティであるという理屈が仮にあったとしても、程度の大して変わらない「友人」を内心、小馬鹿にして、さらには相手の心理を上手くコントロールできてさえいると考えている様は、フツーにダサいし馬鹿だし、まったく好きになれないクズであるとしか感じない。

それが最終的に「ハッピーエンド」に至ったからといって、それをどのようにして喜べば良いというのだろうか。


そもそも、書き手自身が作中でまさに「ご都合主義」と「開き直って」いるが、作品がクライマックスに至るまでに積み上げてきたトーンや流れをむりやり破壊することが (たとえそれが書き手が下準備していたトリックだったのだとしても) 許されるのか?

個人的に、あの展開には悪い意味で裏切られた気分だった。別にハッピーエンドに落ち着けることだけが作品の価値ではないだろうに、と腹が立ちもした。「物の見方において決定的に別世界の住人である」といえばそれまでなのだろうが、まったく納得できない。

さらには、会話が重要な要素になっているわりにはセリフ回しがどうにもぎこちないし、マトモなのは選曲センスと立ち絵くらいといっても差し支えないような有り様であった。




とりあえず、この作品で素直にほっこりできるようなヤツは、コッチにでも行けば良いと思うよ。

幽霊には祈らない | NaGISA net



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01:40  |  +ちらし のうら かんそうぶん  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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